転職先は生命保険会社でした。
取扱い商品は会社経営者の方々が入る生命保険です。

飛び込み営業をしてお会いするのは社長ばかり。
当然断られることだらけですが、

通い続けることでだんだん話しを聞かせていただける方が
増えてきました。

そんなある日、とある会社の社長から
「本当にいつも元気で楽しそうだよね。

服部さんと 話してると色々悩んでいたことも
どっかいっちゃったよ。

「いつも、笑顔をありがとう。」と
お声をかけてくださいました。

普通飛び込み営業は敬遠される職業だと思いますが、
私にとっては天職と言ってもいいほど、

毎日が楽しかったんです。少しづつ人間関係ができてきて、

色々なお話しを聞かせていただける方が増えてくる。

そして、私のネットワークを介して
人と人が繋がることもある。

そんな毎日が充実していました。
自分を生きているということを実感できたんです。

仕事を楽しんでいたせいか、おかげ様で営業成績も良く、

この仕事ならやっていける!そう思っていました。

しかし、契約していただけるたびに、
何か心に引っかかるものを感じ始めていました。

私が取り扱っている商品は経営者向けの生命保険です。
この商品がお客様のお役に立つ時は、

契約してくださったお客様に何かあった時なのです。

会社、経営者にとって保険はもしもの時に
助けてくれるとても大切なものです。

自分自身、理解もしていたはずでした。
そこで強く思ったことがありました。

それは、「もしもの時に役に立つのではなく、
今、この瞬間にお役に立ちたい!

私を元気にしてくれた目の前の人を元気にしたい!」
という想いでした。

そうすることが、私の生かされている理由だと
強く感じました。

そして、「笑顔で笑顔をつなぐ」という理念を掲げて、
株式会社絆を立ち上げました。